養育家庭、養子縁組。東京都の現状、うちの現状。

今朝、昨日ポストに入っていた市の広報誌を開いて読んでいると、
養育家庭の体験記発表会があるという記事が目に止まった。

10月の2週目の土曜日に、ふと夫が、我が家も養子を考えようかと言った時以来、
頭の中では拒絶していても、何かと反応してしまう自分がいる。

養子と養育家庭は違う。
養子を考えない、里親として一定の期間、子供達を預かるのが養育家庭。
現在、東京都には、実親と住めない事情がある、
つまりは養育家庭を必要としてる子供が4000人ほどいるらしい。
そのほとんどが虐待を受けた子供だという。
だけど、養育家庭を求めている側に対して、受け入れる側は、
養育家庭ではなく、養子縁組を望んでいるのがほとんどだということで、
養育家庭を探すのは大変だということが書かれていた。

養子であれば、自分の子供として生涯一緒にいられるからね。
それを望んでいるんだろう。
私は親を体験したことはなく、親の気持ちも苦労も喜びも何も知らない。
だけど、もしも親になるのであれば、
自分が産んだ子供の親にしかなりたいとは思っていない。
これまでいろいろいろいろな家を見てきての結果…なのだが。
でも養育家庭ならいいかなって少し思ったので、体験記などを読んでみた。
その結果、実際は、養育家庭のほうが難しいようだと感じてしまった。
養育家庭をしている家庭は実子が何人かいて、
その中に里子をお迎えしているケースが多いように思った。
子供がいないところに、ある日突然、見ず知らずの子供がやってきて、
一緒に生活するのはやっぱり受け入れ側が、相当訓練されていないと
難しそうだということを感じた。
でも体験記を書かれている方々は皆、いろいろな試練を乗り越えて
うまく里子と関係を作っていい家庭を築いてる方々なので、
親としての経験だったり、子供を迎え入れて生活する覚悟だったりが
きっちりできている方々なのだろうと感じた。

一方、じゃあ養子をとるのかどうかというと…。
私がいろいろな理由でそれを拒絶しているけれど、東京都では、
1人の養子対象になる子供に対して、20組の夫婦が手を挙げるほどの
状態らしく。そんなに養子をとりたい夫婦が多いのか!?と疑問に感じたほど。

でも養子縁組対象の子供よりも、養育家庭に預けたい子供のほうが
だんぜん数は多いらしく。それに比べて受け入れ側は養育家庭のほうが少ないらしい。

私は子供がそんなに得意ではないので、もし養育家庭として我が家が
名乗りを上げるとしたら、なるべくなら10歳以上の子供を受け入れたい。
私も夫もそれ以上の年齢が得意だから。難しい年頃であるのはこの年齢だけど。

が。しかし。
体験記を読んで、私には勇気は沸いてこないと思った。
むしろ後退したくらい。

39歳の誕生日に「体外受精をやろう」と言われてからもうすぐ3年。
体外受精もしたし、多くの検査もしたし、東洋医学の治療もした。
そこでは治療が終わって1年以内に妊娠する方が多いですよと言われて
治療を終えてから9ヶ月。あと3ヶ月で妊娠しなかったら、もう42歳に
なるところだし、自分の子供は完全にないと心で確定されるだろう。

結局、何が原因なのか、誰が原因なのか。何も得られなかった。
こんなに時間とお金をかけても何もわからなかったし、
時間とお金だけがただただ流れていってもったいなかったけど。
ただただ周囲が次々と妊娠して出産していくのを見守るだけの
10年間だったけど。
42歳の誕生日を迎えたら、今度こそもう一度私は家庭のためではなく
自分のために生きていっても今度は誰にも文句言われないだろう…と思っている。
だけど実際はどうなんだろう。誰が文句を言うんだろう。
言いそうだな、みんな。
それとも養育家庭として、誰か子供を受け入れていくんだろうか。
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by suraimuyasroom | 2012-11-15 12:04 | 家・家族